映画「ゾディアック」

http://wwws.warnerbros.co.jp/zodiac/

公開されたので、早速、観てきました。結論から言いますと、非常におもしろい映画で、観ておく価値があります。
ゾディアック事件については、以前、

で概略は知っていましたが(ちなみに、上記の本は、外国における著名未解決事件が簡潔に紹介されていて、なかなか価値のある1冊で、本ブログでも触れたことがある「リジー・ボーデン事件」も紹介されています)、詳しいことまでは知らなかったので、勉強になりました。
原作は、最近、文庫で出た(早速、これも購入しようと思っていますが)

ゾディアック (ヴィレッジブックス)

ゾディアック (ヴィレッジブックス)

で、映画にも登場する原作者が、独自に動いて、次第に「犯人らしき」人物へと迫って行く展開が非常におもしろく、比較的長い映画ですが、最後まで飽きさせません(「犯人」まで到達できたかどうかは、映画を観てお楽しみ下さい)。
マスコミに手紙を送りつけるなど、自己顕示欲が強い犯人による「劇場型」犯罪であり、古さを感じさせず、罪質は異なりますが、「グリコ・森永事件」を想起させるものもありました。