10代の性…黒人男性に禁固10年 人種差別、論争呼ぶ

http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070618/usa070618002.htm

ボツネタ経由で知りました。

米国内には13歳から18歳以下の性交渉について、同意に基づくものであり双方の年齢差が4歳以内であれば罰しないとする「ロミオとジュリエット法」を施行しているところもある。このため、ウィルソン被告のケースは「不品行ではあるが、10年の禁固刑を受けるほどのものか」という疑問が収監直後から提起された。
実際、この事件後、同州では「ロミオとジュリエット法」の考えを取り入れ、ウィルソン被告のようなケースでは禁固1年、性犯罪者としての登録もされないことになった。今月11日に言い渡された2審判決は「この法廷の判断がなければ、被告はあと8年収監されることになる。これは司法の著しい失策だ」と禁固1年が相当として被告の釈放を命じた。

日本の場合は、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20070523#1179913462

でコメントしたような、「淫行」規定の解釈を通じて処罰の限界を画する、ということになると思われますが、上記のような「ロミオとジュリエット法」のような方法もあるな、と思い、参考になると感じました(法の名前も、ロマンチック、かつ、なかなか意味深くておもしろいものがあります)。
厳罰化というものが行き過ぎてしまった場合の問題点、厳罰の背後に潜む様々な不合理な思惑、ということも考えさせられるニュースです。