200万円恐喝容疑、男の母を逮捕 拳銃押収偽装事件

http://www.asahi.com/national/update/0106/OSK200701050076.html

男は昨年11月、別の窃盗事件で勾留(こうりゅう)中の奈良少年刑務所に警部補を呼び出し、偽装の暴露を示唆して現金を要求。

警部補は十数年前、捜査を通じて知り合った当時独身の男の妻と交際、その後男とも知り合った。

この件、当初は、警察による実績作りのための典型的な「首なし」事件かと思いましたが、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20070104#1167869507

弱みに付け込まれたという側面もあったようです。
ただ、「交際」「偽装」の後に、上記の恐喝事件があったようで、偽装自体が恐喝的な状況下で追い込まれて行われたのかどうかは、よくわかりません。単に、相手の男が入手したけん銃の処分に困っていただけであれば、わざわざどこかに置かせて押収するような手の込んだことをする必要もなく、海か山にでも捨ててくれば済むことです。あまり勘ぐりたくもありませんが、「恐喝」を強調することで、「偽装」の悪印象を薄めようとする警察の広報努力を感じなくもありません。
今後の適正妥当な捜査による解明を待つしかありませんが、警察にとっては忌まわしい不祥事であることは間違いないでしょう。

追記:

「当時独身の男の妻」というのは、「男」は当時独身で、その後に「妻」となった女性と、結婚前に交際した、ということだろうと思います。「捜査を通じて知り合った女性と交際、その後、その女性が結婚した男とも知り合った」とでもすべきでしょう。
こういうところは、デスクがきちんと直すべきでしょうね。>朝日新聞