女子高生刺殺「出会いはフェイスブック」 SNSの危うさ、どう教えるか

http://news.livedoor.com/article/detail/8173718/

東京都三鷹市で女子高生(18)が刃物で切られて殺害された事件で、女子高生は容疑者とインターネットの実名制交流サイト「フェイスブック(FB)」を通じて知り合ったという。

プロフがきっかけの事件は平成20年、千葉県で起きた。30代の無職の男が、携帯サイトのプロフで知り合った中学3年の女子生徒の顔や腹部をメッタ刺しにし、重傷を負わせた。知り合ったといっても、2人が交際していたわけではない。「今日、何してた?」などのメッセージをやり取りしただけだが、途中から女子生徒が返信をやめたことで男が「拒絶された」と感じ、犯行に及んだという。

ネットでのコミュニケーションは、相手のリアルな姿、実態が見えないだけに、成りすましも含め偽装が容易で、しかも、危うさ、脆弱さが伴うだけにトラブルにも発展しやすい、という側面がありますが、三鷹の事件は、出会いのきっかけがSNSであっても、その後にリアルな交際があって、そこでトラブルに発展したわけですから、この記事にあるような「SNSの危うさ」に結びつけるのはいかがなものか、と疑問を感じます。上記のような、千葉での事件とは質的に異なるでしょう。
とは言え、SNSで、出会いの機会が飛躍的に広がっていることは、それだけ危険、リスクを抱える可能性も飛躍的に広げていることは間違いありません。出会いさえなければ良い、といった、自動車がなければ交通事故もない、的な安易、短絡的な発想ではなく、いかにリスクを低下させるか、危険を感じたらいかにしてかわすか、自分だけで対処できなくなったら誰にどのようにして相談するか、といった、実践的なノウハウ、スキルを、できるだけ広めて人々に認識、理解してもらう、ということが、今後、ますます必要になると思います。