フレスタ店長殺人、時効成立

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200805090036.html

1993年5月、広島市安佐南区のスーパー「フレスタ」西山本店(当時)で店長の中岡雅文さん=当時(38)=が殺害され、現金約600万円が奪われた強盗殺人事件は9日午前零時、時効が成立した。

捜査本部は約1万400人から事情聴取を重ね、現場に残っていた指紋や足跡などを手掛かりに捜査を進めた。市民からは計約330件の情報提供があった。中岡さんの妻(45)は「犯人が捕まらず残念。残酷な事件に時効があることに疑問を感じる」と話している。

多額の現金が強奪された凶悪な強盗殺人事件で、私の郷里の広島で起きたということもあって、目に留まりましたが、15年間に市民からの情報提供が約330件程度、というのが、いかにも少ない、という印象を受けます。それだけ難事件であった、と言ってしまえばそれまでですが、こういった時効事件の背後にある刑事警察の捜査力、情報収集力の低下、ということを危惧するのは、私だけではないでしょう。