<エレベーター事故>シ社製が連続暴走 千葉のマンションで

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060614-00000029-mai-soci

最初の事故は1日午後5時ごろ。住民の女性(38)によると、3歳と7歳の2人の子供を連れて、他の住民と一緒に1階から乗り込み、11階のボタンを押した。10階で他の住民が降りたため、扉を閉めようと誤って「開」ボタンを押したとたん、エレベーターが扉の開いたまま上昇。11階を通り越して最上階の14階の、床から約50センチ高い位置で動かなくなった。母子は救出まで約40分間閉じこめられた。
同機構は事故を受けてスイッチ類を点検したが、異常がなく運転を再開。さらに東京都内での死亡事故を受けて8日に緊急点検し、異常なしと判断した。
ところが10日夕、住民で1階から乗った子連れの男性が全く同じ事故に遭遇した。男性によると他の住民が8階で降りた際、乗り込もうとする人を見たため、扉を開けようと「開」ボタンを押した。その途端に扉が開いたまま上昇し始め、14階で天井がぶつかる音がして、電源が落ちた。途中で「閉」ボタンを押したため、最後は扉は閉まったという。扉を押し開けて自力脱出するまで、約20分間閉じこめられた。
相次ぐ事故で、シ社は制御盤の部品を交換し、運転を再開したが詳しい原因はまだはっきりしていない。

一歩間違えれば、死傷者が出た可能性が高い、極めて危険な事故と言えるでしょう。
シンドラー社は、管理等に責任があったと主張しているようですが、これだけ事故が多発している以上、法的責任、特に刑事責任につながるかどうかという観点だけでなく、広く再発防止という見地から徹底した原因究明が求められているように思います。