無認可金融業者に心温まる「お説教」 青森地裁裁判官

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051223-00000011-khk-toh

ボツネタ経由。

評判の悪い金貸しの男が、クリスマスイブの夜に見た夢で改心し、町の人のために尽くしたというあらすじを紹介。「社会的弱者のために自分が何をできるか、考えてください」と諭した。

社会的弱者のために自分が何をできるか考えられるような人であれば、高利貸しにはならないような気がしますが、それはともかく、こういった「説教」は、なかなか難しいものです。
私も、公判立会した事件で、裁判官が被告人に説教している場面を随分見ましたが、説教して簡単に悔い改めるような人であれば、そもそも被告人としてその場に立っていない、という場合が非常に多くて、成功しているようには見えないことがほとんどでした。
ただ、そういう中でも、この記事にあるように、「良い話が聞けた」(傍聴席から、というところが、あれっ?という感じですが)と被告人が感じ、今後、再び悪の道へ進もうとした際に思い出して踏みとどまるかもしれず、説教も決して無駄ではないと思います。