若手有能弁護士自殺、なぜ…環境の変化か?(夕刊フジ)

http://newsflash.nifty.com/news/ts/ts__fuji_320051105017.htm

男性の死をめぐっては、法曹関係者の間で「根室と東京のギャップに悩んでいたのでは」との憶測も浮上している。
20歳代の若手弁護士の男性は「公設事務所の所長は地元から頼りにされるし、仕事にやりがいがある。東京の窮屈な環境に嫌気がさし、希望を失っていたのでは」と推測する。
50歳代のベテラン弁護士の男性は「公設事務所を希望する人には純粋なタイプが多いだけに、進路問題で思いつめたのかもしれない」と肩を落とした。すべて推測の域を出ないが、男性が亡くなった今、誰も動機にはたどり着けない。

自殺の原因、動機を解明するのは、極めて困難であり、ほとんど不可能と言っても過言ではないと思います。過去に、私が直接・間接に知っている人が自殺したことがありますが、自分で考えたり、他人の話を聞いたりしても、「もしかしたら、これが原因かもしれない」といった憶測、推測ができる程度でした。そういうものだと思います。自殺した本人にも、本当の原因はわかっていないかもしれません。
特定の原因、動機による、というよりも、いくつかの原因、動機が複雑に絡み合い、本人も、気持ちの上で行きつ戻りつして、最後に何かが引き金になって、一気に破局に至る、というケースが多いような気がしますが、これも、あくまで憶測でしかありません。
自殺者の増加は、日本社会の深刻な問題であり、今後も、自殺防止対策ということを地道に続けて行く必要性を改めて痛感します。