生涯海軍士官―戦後日本と海上自衛隊

生涯海軍士官―戦後日本と海上自衛隊

生涯海軍士官―戦後日本と海上自衛隊

海上幕僚長であった著者の本としては、昨年、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20080804#1217848008

でコメントした本を入手していますが、最近、上記の本が出たので、早速買い、腰痛に耐えながら、著者が旧海軍で実戦を経験するなどして終戦を迎え、戦後の民間会社勤務を経て、現在の海上自衛隊に入隊するあたりまで読んでみました。
対談形式で書かれていて、分かりやすく読みやすく、著者の歩みと共に、旧海軍が消滅した後、再軍備、増強、そして現在の海上自衛隊へと歩んできた経過がかなり詳しく紹介されていて、こういった分野に興味がある人には参考になる1冊です。
軍隊や戦争がなくなることは理想ですが、なかなかそうはならない現実があり、日本の上空を他国のミサイル(人工衛星?)が通過するような現状がある以上、こういった分野について、多少なりとも知っておくということは意味があることではないかと思います。