しらせ、レイテ沖で洋上慰霊祭 太平洋南下中

http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009111401000664.html

小梅三津男艦長が「祖国のため身をていした幾多の英霊に謹んで哀悼の言葉をささげます」と述べ、海に花輪を投げて手向けた。しらせは周辺海域を1周、乗員の海上自衛隊員が弔意を表して小銃の空砲を撃った。
レイテ沖海戦は日本の戦艦武蔵が撃沈された海戦。しらせをはじめ海上自衛隊の艦船はレイテ島沖を通過する際、洋上慰霊祭を営むのが慣例になっている。

レイテ沖海戦は、広く知られているように、日本海軍が最後の力を振り絞って起死回生を賭けたもので、最初の神風特別攻撃隊が出撃したり、小沢艦隊が囮になってアメリカ機動部隊をつり上げている間に、栗田艦隊がレイテ湾に突入を図り勝利を目前に「謎の反転」をして勝機を逃したりと、劇的な場面も多い、史上最大の海戦と言っても過言ではないと思います。
上記の記事を読んでいると、海上自衛隊は、組織としては旧海軍と連続性はないものの、その精神においては旧海軍を色濃く承継しているということを感じます。レイテで散華した幾多の英霊も、海上自衛隊が、日本の、世界の平和を守るために貢献することを、深い海の底から大きく期待していることでしょう。