昔、
を読んで、人を指揮すること、指揮する立場に立つことの難しさを痛感しつつ読んだことがあるのですが、次々と注目すべき著作を発表している大木氏の最新作を読んでみました。
取り上げられている人物も、それぞれの紹介や評価も、なかなか読ませる内容で堪能したのですが、かつて児島氏の「指揮官」を読んだ時ほどの感銘まではなく、これは、私が当時はまだ若くて感受性が強かったせいなのかもしれません。
とはいえ、大木氏による本書が、指揮官論についての系譜に確実に連なり読むべきものとして位置付けられていくことは間違いないでしょう。
リーダーシップを考える上で、人物研究は重要であり、その意味でも読む意味、価値があると思います。