「日本のいちばん長い日」

 

 

昭和20年の終戦を描いた不朽の名作ですが、コミック版が登場し、早速、読んでみました。

感じたのは、要所要所の劇的な場面が、ビジュアルで目にすると、ぐっと胸に迫るものがあって、文字だけとはまた異なる印象、感動があるということでした。昭和天皇の戦争に対する対応には多くの批判もありますが、鈴木貫太郎首相との間で聖断により終戦に持ち込むスキームを作り上げ、不退転の決意で臨んだ、それがなければ8月の終戦には到底持ち込むことができなかったでしょう。

原作を読んだ人にもおもしろく、読んでいない人にも、手っ取り早く内容がつかめて良いと思います。