警官が射殺事件「公の信託に背いた」 地裁判決で指摘(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
判決によると、元巡査は井本さんから書類の訂正などの指導や注意を受けることが続き、反感を募らせていた。昨年4月11日、厳しく叱責(しっせき)され、できの悪さは親のせいかなどと言われて反感と憤りを一気に強め、井本さんの殺害を決意。同日午後7時47分ごろ、交番で井本さんの後頭部と背中を拳銃で2発撃って殺害。
一方で、警察に対しては「未熟な警察官が拳銃を携帯していることを踏まえると、組織の指導、養成のあり方が検討されるべきだった」とも言及した。
41歳のベテラン巡査部長からは、19歳の巡査は自分の子供くらいの年齢で、やることなすこと不十分に見えたことでしょうし、被告人が言っているような経緯であったかどうかはともかく、厳しい指導もしたのでしょう。厳しい指導者と未熟な若者、かつてならこうした殺人事件にまで発展するようなことはなかったものも、今やこうした事件にもなる、組織としても、きちんと問題意識を持って、単に「パワハラはやめましょう」と呼びかけるだけではなく踏み込んだ措置を講じていくべきだと思います。
指導を受ける側もきめ細かくフォローして、行き過ぎた指導や心理的な負担をよく把握して、深刻な状態になる前に是正できるよう注意すべきです。
被害者、加害者、それらの関係者、皆が不幸になってしまったこの事件が、今後の教訓へと生かされることを願いたいです。