妨害行為、走行車260台から裏付け 東名夫婦死亡事故

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171010-00000095-asahi-soci

現場付近を当時走行していた車を洗い出して260台以上の運転者らから聞き取りを重ねた。
その結果、「前照灯が左右に何度も動くのをミラー越しに見た」などの証言を得た。ワゴン車が進路を妨害され、車線変更を繰り返していた様子を補強すると判断した。

かつて検察庁にいた当時、公判を担当していた事件で、これと似た事件があって、妨害走行の態様が問題になっていたのですが、後方を走行していた車両の運転者の目撃供述が、人の目によるもので逐一見ていたわけでもなく、立証に苦労したことを思い出しました。
今や、記事にもあるように、ドライブレコーダーを搭載している車両も多く、また、現場付近を走行していた車両の把握も、Nシステムや高速道路であれば料金所を通過した際の履歴など、後からたどりやすく、証拠収集が、そういうものがなかった時代に比べ、格段にやりやすくなっているということを感じます。
こういった無謀な妨害運転は、様々な形で証拠として残っているということを認識し、厳に控えなければならないことを、こういった記事で啓発されることを願います。