波状地震で住宅倒壊=木造2階建て、1階補強を―雨で斜面崩壊も・学会

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160418-00000138-jij-soci

今回の地震は、浅い所で活断層がずれて発生した。付近では木造2階建ての1階がつぶれ、倒壊した住宅が多かった。1995年の阪神大震災や2004年の新潟県中越地震など、活断層が動いて起きた大地震で多いパターンだ。
和田会長は「耐震性確保の努力が足りなかったのは残念。1階は南側や街道沿いを開放的に造るため、強度が不十分になりやすい」と指摘。「地震はどこで起きるか分からず、木造2階建ての家では耐震補強を話し合ってほしい」と呼び掛けた。

住み慣れた自宅、使い慣れた事務所といった場所は、愛着がありそこにいると落ち着くこともあって、できるだけ戻ってそこにいたいという気持ちになりがちだと思いますが、一見、何ともないようでも大地震を経ると大きなダメージを受けていることが十分にあり得るということでしょう。特に木造家屋においては、上記のような専門家の意見も踏まえ、大地震の後には、せめて1階にはいないようにする必要があります。
とはいえ、ではどこに寝泊まりするのだ、ということになりますから、こうした大地震の直後に、仮設テントなど、とりあえず寝泊まりできる場所を確保するといったことも、今後の災害対策上で大きな課題になるのではないかと思いますし、様々な貴重な教訓を今後に生かさなければならないと思います。