NZ地震:原因は未知の断層…「発生は5000年に一度」

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110224k0000e040040000c.html

クライストチャーチ市はニュージーランド最大のカンタベリー平野にある。ニュージーランドは日本と並ぶ地震国で、断層の研究や調査も活発だが、2万年前以降に今回の断層が動いた形跡は見付かっていなかった。メルボルン大の専門家は「同市域では約5000年に1度発生するかどうかの地震だ」と指摘する。

産業技術総合研究所の吾妻崇主任研究員(変動地形学)は「今回の地震は、日本でも活動性の低い断層の調査が重要であることを示した」と話す。

今後、さらに、この地震発生のメカニズムが解明されるはずですが、起きることを想定しにくい、予知が困難な地震であったことは間違いなさそうです。
崩壊した外国語学校の建物を映像で見ると、周囲の建物は、ほとんどが、損傷は受けても建物は残っているのに、ごく一部を残すだけで完全に崩壊していて、なぜ、このようなことが起きてしまったのか、建物の構造に問題はなかったのか、疑問を感じます。現在は、救出が最優先ですが、今後、そういった問題にも光が当てられる必要があるでしょう。
判明した様々な問題点を、今後の地震対策に大きく生かしてほしいものです。