王将、不適切取引で260億円流出 第三者委が経営陣批判

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160329-00000590-san-soci

三者委が同日公表した調査報告書によると、王将は7〜17年、特定の企業グループとの間で不明朗な不動産売買や資金貸し付けを繰り返し262億円が流出。うち176億円が回収不能になった。大東前社長が一連の取引を清算し、25年11月に社内報告書が作成されたが、取締役会で十分な議論がなされず、現在も同グループとの間で電話の保守契約を継続しているという。

バブル経済が崩壊した後、銀行や大企業の幹部が何者かに射殺されるといった事件が相次いで起こり、反社会的勢力との関係を清算しようとしてこじれた末での犯行ではないかと取り沙汰されていたものでした。その多くが未解明のまま迷宮入りとなっていて、その種の事件の解明、解決の難しさを感じるものがあります。
射殺された前社長は、単に個人的な恨みつらみによる単独犯によるものとは考え難いものがあり、その背景を考える上で、上記のような経緯は警察当局が注目している可能性が高いものだろうと思います。いろいろな可能性が考えられますが、社内に、社外の勢力と連携している者がいる可能性も警察当局は視野に入れているのではないかということは感じます。