「反社」実態解明へ特命班 部門横断で情報集約・分析 不透明さ、治安の脅威に・警視庁

「反社」実態解明へ特命班 部門横断で情報集約・分析 不透明さ、治安の脅威に・警視庁(時事通信) - Yahoo!ニュース

暴力団や半グレと呼ばれる反社会的勢力は、組織間の垣根を越えて連携し、頻繁に離合集散するなど実態が見えにくく、治安上の脅威となりつつある。同庁は解明と摘発を両輪に、犯罪収益の剥奪も視野に戦略的に対策を強化する。

日本社会の中で、暴力団のような犯罪組織に身を投じる人々は、大きく増えたり減ったりはせず、一定量、いるのものだろうと思います。かつては暴力団が公然のピラミッド型の組織として確固たるものとして存在し、警察当局もそれを継続的にウオッチしていることで組織のありよう、活動を把握できました。しかし、現状のように、暴力団を徹底的に反社会的勢力として追い詰めれば、かつては公然面にいた人々が非公然として地下に潜り、見えなくなっていくのは必然でしょう。取締りを厳しくしたことで、かえって取り締まりにくくなっている、そこが大きな問題になっています。

今後は、諸外国で行われているような、積極的な潜入捜査といったことも手段として考えなければならなくなるのではないかと感じます。日本の組織犯罪捜査も重大な曲がり角に来ているのでしょう。