http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013122001002252.html?ref=rank
大東さんが持っていた財布や車の鍵が奪われていなかったことも既に判明。捜査本部は事件が強盗目的ではなく、大東さんや会社への強い怨恨が背景にあるとの見方をさらに強めている。
1990年代のバブル経済崩壊後、金融機関の幹部らが何者かに射殺される事件が複数起きました。その中に、住友銀行名古屋支店長射殺事件もあり、私が名古屋地検で勤務していた当時に発生した事件だけに、特に印象に残っています。
そういった事件では、原因が様々に推測され、警察も多数の捜査員を投入して「動機」からの犯人特定を目指したはずですが、不発に終わり迷宮入り、時効成立をたどってしまったものでした。動機を持つ者が少なからずいると、なかなか絞り込みが難しくなるもので、王将社長射殺事件でも、あれだけ多数の店が出店され多くの従業員が働いていれば出店トラブルや従業員(元従業員)の恨みつらみも1つや2つではないでしょうから、捜査の難航が予想されます。
日本は安全な国である、とは言えないこと、安全確保には(特にVIPは)手間やお金がかかるもの、ということを感じます。