山口組ナンバー2、上告取り下げの真意は…「嵐」呼ぶ若頭不在

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一貫して無罪主張を続けた中での上告取り下げ。「早めに服役しておけば、体が動けるうちに『復帰』できると考えたのではないか」。ある捜査関係者はこう分析する。1年近く勾留されていたため、服役は5年ほどになる見込みだ。
「早期復帰」を目指すのであれば、もともと上告しないという手もあったかもしれない。これについては「その後に予想される若頭不在の体制に向け、組織を引き締めるための時間が必要だったのではないか」とみている。

おそらく、上告して原判決が見直される可能性がどこまであるかをかなり綿密に検討し、それが難しいという判断の上で、上告棄却決定が突然出されて関係者が浮き足立つ中での服役より、服役中の体制を固めきった状態での、上告取下という主体的な行動による服役が望ましいという選択がされたのでしょう。暴力団は、こうした点でも正に「プロ」ですから、プロらしい判断が行われたという印象を受けます。
警察当局としては、組織を弱体化させ壊滅へと進行させる好機と見る一方、山口組側としては、徹底的に引き締めを図り組織を守り抜こうと強力に対抗するはずで、水面下の熾烈な戦いが今後も繰り広げられそうです。