「絶縁」と「破門」の差も“切り崩し”の一手か…新組織の体制、流動的 

http://www.sankei.com/west/news/150830/wst1508300019-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/150830/wst1508300019-n2.html

13団体のうち最も重い絶縁処分は山健組など5団体で、残りは状況次第で復帰の目が残されている破門処分になったとみられている。ある捜査幹部は処分の軽重について「処分に差をつけることで、結束に揺さぶりをかける狙いもあるのだろう」と分析する。

絶縁というのは、絶縁された者と関われば敵対したものとみなす、という、極めて重い処分で、ヤクザの世界から完全に放逐するというもので、そこまではいかない破門よりもはるかに重い、ヤクザの世界では死刑宣告ともいえる処分です。私も、特に検察庁にいた当時に破門状は随分と見ましたが、絶縁状は見たことがあるかどうか、という程度で、それだけに、絶縁された組は、もう復帰の目はなく退路を断たれた状態ということになります。
山口組・一和会抗争当時、当初は一和会側が構成員も多く勢いがありましたが、次第に山口組側が優勢になり、最終的に一和会は壊滅させられました。ヤクザの世界も、山口組という伝統ある「金看板」「大樹」にすがりたいという動きが、今後、一層強まることは予想され、新たな組織を作る勢力の今後にはかなり厳しいものがあるのではないかと思われます。かつての関西二十日会のような、反山口組(非山口組)の関西地域勢力として生き残れるか、今後を注視する必要があると思いますし、摩擦、軋轢の中での抗争事件にも十分な警戒を要するでしょう。