http://ascii.jp/elem/000/000/905/905822/
アマゾンのCEOジェフ・ベゾスがステージ上で今回の発表をすべて行ったが、これまでのようにハードウェアに関する多くの説明はなされなかった。彼はFire Phoneのデザインと品質の完成度を「異常なほど」と表現し、カメラの性能や無制限に使える写真のためのクラウド・ストレージの魅力を強調した。そしてその後、Fire Phoneの最大の特徴である2つの機能、「Firefly」と「ダイナミック・パースペクティブ」を続けて紹介した。
スマートフォンやタブレットには、本質的な疑問がつきまといます。それは、「それで何ができるか?」ということです。使いこなしている人は、実際にはそれほど多くはなく、電話、メール、SNS程度で終わっている人がかなり多いのではないかと思います。
その点、この新製品は、「これを使えばアマゾンのサービスをフルに活用できる」という答えを具体的なものとして用意していて、利用者に訴求しやすく、わかりやすい、魅力的なものを持っていると感じます。アマゾンにはまる、ということを厭わなければ、これでアマゾンのサービスを使い倒すことができ、かつ、クラウドサービスで写真等を無制限にアップロードでき(大量に撮影するデジタル写真の整理に困っている人は多く、この点だけでも魅力的でしょう)、今後、日本で発売されればかなり注目を集めることになるでしょう。スペックも、現行のハイエンド機にほぼ匹敵し、快適な操作が期待できそうです。
既存のスマートフォンにとって手強いライバルが出現した、という感じですね。