オウム平田被告、仮谷さん拉致「認識の共有なかった」 初の裁判員裁判スタート

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140116/trl14011612150003-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140116/trl14011612150003-n2.htm

拉致事件のほかに、宗教学者の元自宅爆破事件、教団総本部への火炎瓶投げ込み事件でも起訴されている。

公証役場事務長拉致事件東京地検刑事部、その他の爆破、火炎瓶事件は東京地検公安部が捜査を担当していて、私は、爆破か火炎瓶のどちらかの関係者を、主任検事に指示されて取調べた記憶があります。公判に出された、あるいは弁護人に開示された調書の中に、若き日の私がとった調書が含まれているかもしれません。
この被告人の当時の認識は、私にはわかりませんが、当時の捜査では、このような、認識していなかった、共謀していない、といった供述がよく出てきて、取調べや裏付けに苦労していたことが思い出されます。公証役場事務長拉致事件は、この事件の発生により管轄する警視庁が大きく動く契機になった、オウム真理教の捜査を大きく転回させることになった事件で、それが、今、再び公判で審理されることに、感慨深いものを感じます。