<共産>保守層浸透も狙う 「一点共闘」路線で 党大会開幕

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140115-00000090-mai-pol

共産党の党大会が15日、静岡県熱海市の党施設で始まった。昨年の東京都議選参院選で躍進するなか、4年ぶりの大会。志位和夫委員長は「自民党政治に真正面から対決し、自共対決の時代を開こう」と訴えた。党勢伸長を背景に、これまで最も共産党から遠かった、地方の保守層への浸透も狙っている。

私は、検察庁にいた当時、公安部が取り扱う事件の被疑者、特捜部の取り扱う事件の被疑者等々、いろいろなタイプの被疑者を取調べたことがありますが、特捜部が相手にするようなホワイトカラーの人々は、「持っているものを失いたくない」といった発想で頑張るもののそういう発想での頑張りには、所詮、脆さがあります。それに対して、公安部が相手にするような、思想、宗教といったことを強固に持つ人々は、理想を実現したい、主義、主張を貫徹したいといった信念に基づいて頑張るもので、実に手ごわく、そういった人々が結集した組織には恐るべき強さが出てくることがあります。
共産党も、そうした人々が集まる強固な組織で、自民党に支持が集まりそれに対抗したいと考える人々が結集できるものが失われたような状況になっている現状で、結集の軸、旗印のような存在になる可能性が高まりつつあると言えるでしょう。この動きには、今後、注視すべきものがあると感じます。