逃走犯1人に捜査員4000人の態勢 世界中が驚愕、「日本の警察はお笑いか」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140110-00000001-jct-soci

フランスの通信社「AFP通信」は容疑者の顔写真入りでこの捕物劇を報じた。「A massive manhunt in which thousands of Japanese police(何千人もの日本の警察による大規模捜査)」という表現で、「この事件に対するメディアと視聴者の関心を反映するように、NHKは身柄確保について異常に長く放送した」などと書かれている。

逃走した被疑者を早期に発見、逮捕すべきなのは当然ですが、逮捕後の身柄の移送状況をニュースで見ていると、白バイが何台も伴走したり、ここまでやらなければならないのか、ということは、素朴、率直に感じる部分がありましたね。
最近の日本では、何か関心が集まるようなことが起きると、マスコミがそこにものすごく集中し「スクラム」状態が起き、インターネットでも皆が一気にそこに集中して、一種の「祭り」状態になる傾向がますます強まっているように感じます。それはそれとしてやむをえないとしても、その陰で、重要な問題が見過ごされたり、そのような状態が意図的に作り出されることで、いびつな、歪んだ世論が形成されたり、といったことには注意する必要があるような気がします。この逃走事件についても、海外では、反応が過剰ではと奇異な印象で受け止められているということを、事態が解決した後の今となっては冷静に受け止めておくべきでしょう。