http://www.appbank.net/2014/01/06/iphone-news/729194.php?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
今回の噂では取り上げられていませんが、au・ソフトバンクに加えてドコモが iPad の販売を始めることで、Apple が SIM フリー版 iPad の販売を始めるかもしれません。
iPhone 5s/5c は、ドコモ・au・ソフトバンクが販売を開始した2ヶ月ほど後に SIM フリー版の販売を開始しました。
3社が正式に iPhone の販売を始めたことで、SIM フリー版を販売しても特定のキャリアの負担になる事態が避けられるようになったためと見られます。
iPad に関しても、同様に SIM フリー版の販売が始まる可能性が考えられます。
日本でsimフリーiPhoneが販売されるようになった背景に関する推測は、
日本で“SIMフリー版”iPhone販売を始めた米アップルの狙い
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20131206#1386312097
で、
従来、simフリーのiPhoneを入手して使いたい、という人は(私も含め)、定評があるドコモのsimカードを使いたい、ということで購入していたものでした。従来のような、ドコモからiPhoneが発売されていない状態で、アップルがsimフリーiPhoneを国内販売すれば、ドコモのsimカードで使いたいが国内通信キャリアで買った方が何かと便利でお得だからとそちらで入手していた人々を、顧客として奪ってしまうことになります。それは得策ではないと考えて、今までは国内販売していなかったのではないかと思います。
今秋から、ドコモもiPhoneを販売するようになり、上記のような「ドコモのsimカードで使いたい」という需要の大部分はドコモを通じることで満たされることになりました。残るは、国内で異なるsimカードを入れ替えながら使いたいとか(これはマニアックでかなり少ないでしょう)、海外で現地のsimカードを使いたい(この需要はそれなりにあると思いますが慣れていないとその方法は結構面倒なので少数にとどまると思われます)といった需要ですが、トータルでも全体の中ではごくわずかでしかないはずで、アップルとしては、国内通信キャリアと競合することなく、既に海外ではsimフリーiPhoneを販売していますから、日本でも販売することで顧客へよりきめ細かなサービスが提供できる、と判断したのでしょう。
と述べた通りですが、その流れで行くと、iPadについてもドコモから発売されることで、アップルとしては国内通信キャリアと競合せずsimフリー版を販売できる環境になると言えるでしょう。
ただ、iPadの場合、従来から、海外ではsimフリーで使える仕様になっていますから、simフリー版が発売されても、その需要はそれほど大きくはないのではないかと思われます。とは言え、利用者の選択肢を増やし利便性を高める上で、simフリー版のiPadが販売される意義は大きく、販売してほしいと私も考えています。