走行中にテレビ 世界に類を見ない日本の自動車運転習慣

http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324289404578444061682383442.html

米国では、ミニバンの後部座席でテレビを視聴するのはよくあるが、運転席や助手席ではまれだ。多くの州が、運転手の視界に近い位置にテレビを設置することを禁じているからだ。

走行中にテレビやDVDを視聴することは、日本では広く行われているが、これが特に意外なのは、世界でも最も厳しい部類の道路交通法が施行されている国だからだ。例えば、運転手の血中アルコール濃度はゼロパーセントが基準だ。
日本の法律は2004年にさらに厳しくなり、手を使わずに使用できる機器を除き、運転中の携帯電話による通話が禁止された。しかし、ナビシステムのような「据え付け」の機器は法律の適用外となっている。
日本の法律は画像を「注視」することを禁止しているが、ちらちらと見ることには触れていない。

私の乗っている車でもテレビは視聴でき(VWがフルセグで視聴できるようにしてくれてクリアな画像です)、運転する際は、テレビ画面を出していることもよくありますが、「観る」というより、「聞きながらたまにちらちらと目に入る」という感じですね。運転する以上、前後左右をミラーも利用しながらよく見ていないと危なく、テレビ画面を見るのは自ずと限界がありますし、米国のように、視界の範囲内のテレビ設置を禁じる、というやり方も、安全のためには十分あり得る措置でしょう。ただ、ちら見程度であれば、カーナビの画面を見ながらの運転は既にしていますから、安全を損なわない範囲内でのテレビ利用は可能とは思います。
とはいえ、便利で画面がきれいだからといって、見過ぎは禁物、ということでしょう。