国内顧客資産1300億円消失か 監視委、処分勧告へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130426-00000001-asahi-soci

診療報酬を保険会社に請求できる権利を債権化した金融商品(MARS)を米国で扱い、年利6・0〜8・5%で資金を運用できると宣伝。広告を経済専門誌や全国紙に出し、会報に芸能人を登場させるなどして、富裕層を中心に顧客を集めていた。

私は、検察庁を経て弁護士になり、その間、こういった海外が絡む投資案件で問題化したものを見たり聞いたりする機会がよくありましたが、海外を絡ませることで実態をわかりにくくし、一旦、問題化しても捜査がやりにくい(海外での証拠収集は現地捜査機関に委ねざるを得ないなど)といったことになりやすく、詐欺の温床と言っても過言ではないと思います。もちろん、全部が問題のあるもの、というわけではありませんが、かなりのリスクがあるという認識は持って慎重に臨まないと、大きな痛手を被りかねないものではあります。絶対もうかる、確実に利益が出る、といった儲け話は、それが本当なら、言っている人間が、他人に勧めたりせず自分で資金を調達してがっぽり儲ければよいもので、それをせず他人にそういうことを言って勧めていること自体が眉つば、という認識を持つべきでしょう。