ブラックペアン、学会反発に見解 現実との乖離「演出」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180530-00000096-asahi-soci

劇中では、新薬や機器の開発に必要な治験に参加する患者に対し、「治験コーディネーター」が300万円の小切手を渡す場面などがあり、学会が現実と異なる描写だと特に問題視していた。この点についても伊佐野編成局長は「フィクションであり、演出であるという風に思っております」と述べた。

ドラマや映画は、「フィクション」として作られている限り、あくまでフィクションですから、現実とは乖離があるものですし、それが許されないということになると、創作活動はおよそ困難になってしまいます。ただ、テレビのドラマのように、視聴者が極めて多数にのぼる場合、いかにも「本当らしく」受け止められて、誤解を招きかねないということが起きる場合もあり、そういう意味ではなかなか難しい問題をはらんでもいると思います。過去にもこの種のトラブルは起きていて、今後も起きるでしょう。
今や、ドラマでも専用のサイトが作られ、インターネット上で様々に情報を提供していますから、フィクションとしての狙いや現実とのズレといったことについて、できるだけそういう場を使って丁寧に説明するといった工夫は、今後とも必要ではないかと思います。