http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011080802000025.html
屋外の気温が二〇度台後半でも、車内など密閉された空間では四五度に、気温が三〇度を超えると五〇度に上がることもある。平田准教授は「自動車内に幼児を放置する危険性をあらためて示す結果」と説明している。
実験は、コンピューター内に再現した人体モデルに、発汗量や体温上昇などの情報を入力。三歳児は太陽光による体温上昇は大人より少なかったが、外気温の影響を受けやすく、四〇度の際には十七分で熱中症の状態になった。大人は四五度に一時間以上置いても熱中症にはならなかった。
幼児は体重当たりの体表面積が大きく、多くの熱を早く吸収する。さらに、汗腺数が二百五十万と大人と変わらないことから発汗が多く、体重の3%分の水分が大人より早く失われることが分かった。
子供を車両内に放置して離れてしまう危険性が、いかに高いかということが、よくわかる実験結果ですね。気温が20度台後半程度では、この暑さの中では、それほど暑いという感じではありませんが、そうであっても、締め切った車内では上記のような高温になってしまう、ということを、強く認識、理解しなければならないでしょう。
運転免許取得の際や更新の際に、こういった知識がきちんと身につけられるよう、教育を行う必要があり、また、幅広い啓発活動も継続して行う必要がかなり高いと思います。
まだ、暑い日が続きますから、ツイッター等でも、このような実態はできるだけ広め、悲惨な事故が起きないようにしたいものです。