ゼロからはじめるFacebook

http://journal.mycom.co.jp/column/facebook/001/

たとえば筆者の場合、最近乗り換えたスポーツジムがFacebookを活用していた。スポーツジムのイベントの一環で同年代のサークルが結成され、そのやり取りになぜかFacebookが利用されている(もちろん、個々のメールや電話のやりとりもある)。Facebookを足がかりに、これまでとはまた少し違うつながりを作ることができた。仕事帰りや、ジムで運動したあとにみんなと飲む一杯は最高だ。

「ゼロからはじめる」とあるだけあって、SNSとは何か、Facebookとはどういうものかについて、わかりやすく解説されている、役立つ記事ですね。
従来、日本でよく利用されてきたSNSミクシィでしたが、それとFacebookは、依って立つ基本思想、カルチャーが大きく違うという印象を、私は持っています。ミクシィの場合、本音と建前を使い分け、クローズドな「仲間」の間で本音を打ち明けるような、給湯室でひそひそと話しているようなところがあり、とても日本的なものを感じます。そういう場にするためには、匿名のほうが便利、ということになりやすく、最近、ミクシィが、クローズドからオープンへを指向して機能を変更しようとすると利用者の大きな反発を受けている原因も、おそらく、その辺りにあるのでしょう。
それに対し、Facebookは、上記のスポーツジムの例でもわかるように、リアルな自分というものを、より「リア充」にして行くツール、という性格が強く、本質的にオープンなもので、そのためには、匿名ではなく実名(匿名ではリアルに交流できないしリア充に結びつきにくい)ということになるのでしょう。
そういった、SNSの性格といったこともよくわきまえて、自分に合ったものを使う、あるいは、目的に応じて使い分けるといったことも、今後は、より重要になってくるのではないかと思います。