有名人のツイッター、口を滑らしてトラブルの種に

http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2011011549668

韓国・東亜日報の記事ですが、日本でも、ツイッターに関していろいろとトラブルが発生している状況で、考えさせられる内容です。

政治家や放送関係者ら発言の影響力の大きいいわゆる「パワーツイッターリアン」の失言が相次いでいる。一言の威力を承知している彼らが普段は言い方に注意しながらも、ツイッターでは自分の考えをそのまま書き込んでトラブルに巻き込まれるケースが少なくない。

一部有名人のツイッターの文がしきりに議論になるのは、使用者らがツイッターを開放された空間ではなくミニホームページのように自分だけの閉鎖的な空間と認識する傾向があるためだ。延世(ヨンセ)大学のハン・ジュン社会学科教授は、「オフラインでは集まりの雰囲気や相手の気分を配慮して言葉を選択して話すが、ツイッターでは利用者の考えの他には別の変数が存在しない」とし、「このような雰囲気で軽い気持ちで書いた文がインターネットを通じて広がって議論になる」と分析した。明智(ミョンジ)大学のユン・ジョンビン政治外交学科教授は、「ツイッターをたくさんやる人ほどアジェンダを早く先取りしようとする傾向がある」とし、「事案ごとに中心に立とうとするから失言が多くなるものだ」と指摘した。

上記の、韓国の識者による分析は、1つの見かたとして示唆的ですね。確かに、そういう側面はあると感じます。
ツイッターの特徴は、

1 簡易性(字数が140字に限られていることから他のツールより簡易性が高い)
2 即時性(フォロワーに、情報が一気に伝わる)
3 伝播性(スマートフォン等で手軽に情報が発信、受容でき、リツイート等の機能により一気に広まりやすい)

といったところではないかと思いますが、こういった特徴は、誤った、あるいは不適切な情報も発信されやすく広まりやすいということにもつながり、それだけに、様々な問題を引き起こしやすいと言えるでしょう。記事で紹介されている、韓国でのいろいろなトラブルも、そういった状況の中で起きていて、日本でも、今後、似たようなトラブルが次々と起きる可能性が高いと思います。
言い古されたことではありますが、こうした便利なツールを使いつつ、使うからこそ、ネットリテラシーを高めることが求められているということを痛感します。