韓国の自殺率は世界最高、有名タレントも相次ぐ(上)(下)

http://www.chosunonline.com/news/20100705000034
http://www.chosunonline.com/news/20100705000035

華やかな芸能活動終われば精神的ケアのシステムなし
世間の目を意識し相談・治療できず、すぐに自暴自棄・極端な選択
芸能人「一人企業」の負担も大…海外の芸能プロダクションには専門カウンセラー

まず指摘されるのは、芸能人も韓国人だということだ。韓国の自殺率は世界最高水準にある。人口10万人当たりで21.5人が自殺しており、経済協力開発機構OECD)加盟国の1位だ。OECDの平均は11.1人。専門家は、「芸能人が相次いで自ら命を絶つ心理的な背景を考えると、韓国人が自殺の誘惑にはまりやすい理由が分かる」という。延世大学心理学科の黄相旻(ファン・サンミン)教授は「韓国人は、他人に自分がどう見られているかでアイデンティティーを形成する場合が多いので、自分が立派な姿を見せられない状態になると投げやりになり、極端な選択(自殺)を考えることが多い。世間の人気で生計を立てている芸能人はこうした傾向がさらに強いので、世間が予想もしなかった自殺をしてしまう」と話す。

パク・ヨンハ氏の自殺の背景に関する記事ですが、朝鮮日報によるものだけに、具体性があり考えさせられるものがあります。朝鮮日報の記事を時々読んでいると、優れている日本、そうではない韓国、という論調の記事になっていることがありますが、この問題についても、自殺者が高止まりしている日本としても対策、取り組みに教訓として生かすべき点は多いと言うべきでしょう。上記の記事にあるような、「自分が立派な姿を見せられない状態になると投げやりになり、極端な選択(自殺)を考えることが多い。」という点も、日本でもそういった傾向があるのではないかという印象を私は受けました。
最悪の結果を防止するための様々なセーフティネット作りということを、今後、日本でもさらに強力に推進しなければならないでしょう。