http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101215-00000010-mai-soci
その上で「検事が強い予断を持ち誘導的な取り調べをした疑いを払拭(ふっしょく)できず、供述の信用性、任意性まで否定されかねない」と指摘。「発覚しなければよいというものではなく、虚偽公文書作成や証拠隠滅などの嫌疑を生じかねない」と批判した。さらに「事態は氷山の一角で、病弊は既に広くまん延しているのではないか」「検察官の取り調べや調書への信頼が失われれば検察運営上致命的」とし、再発防止を求めた。
北島元検事総長は、私が司法研修所で学んでいた当時の、クラスの検察教官で、既に亡くなりましたが、こうした記事でお名前を見るとは思わなかったですね。亡くなる前に、じっくりとお話する機会がなかったのですが、今でも、あの独特の風貌で、「おーい、落合、元気にやっとるか。」と、親しく声をかけていただいた当時のことが思い出されます。検察の現状について、ご意見、ご感想を聞いてみたい気がします。
上記の記事を読んで、今、いろいろと指摘されている問題が、急に出てきたものではなく、ガン病巣のように、徐々に検察庁をむしばんできたということを、強く感じます。
今まで怠ってきただけに、改革への道は長く険しいものになるでしょう。