Googleの新ネットブック『Cr-48』:実機レビュー(WIRED VISION)

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20101213/1029086/
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20101213/1029088/

まだ全ての機能を十分に確認したわけではないが、印象としては、ネットブックとしてはたしかに速いが、非常に速いというほどではない(『MacBook Air』や、1000ドル程度のノートパソコンほど速いとはいえない)。ウェブ閲覧やウェブゲーム、YouTube動画などに関して、時々遅れや不安定さが生じた。

電源ボタンを押して「デスクトップ」ページに行くまでは約15秒かかる(Googleアカウント情報を入力すると数秒で『Chromeブラウザーのウインドウがあく)。『Chromeブラウザーの全ブックマークが画面のトップに表示されるので、検索や閲覧をすぐに始めることができる。

これらのアプリを使っていて、マシンのパワー不足を明確に感じることがあった。大半のウェブサイトやGmailGoogle Docsは、問題なく機能するし待ち時間も非常に短い。しかし、例えばThe New York Timesアプリはあまりスムーズではない。The Onionアプリは、大画面のビデオプレーヤーが中心で遅れがある。FlashHTML5が組み合わさったTweetdeckは、動きがぎこちない。

読んでみた印象では、起動時の立ち上がりは早いものの(と言っても瞬時に立ち上がるMacBook Airよりは明らかに遅いですね)、使用した感じはそれほど高速ではなく、アプリをインストールすると遅くなる、ということでしょうか。
グーグルのサービスと特定のアプリに特化して、手元でサクサクと使うといった用途に向いているのではないかと思いますが、そうなると、既存のiPadやGalaxytabなどと、機能がかぶることになり、タッチパネル式でもないグーグルネットブックをわざわざ買おうという需要が、どれだけ出るかということになりそうです。
価格が高くなく、買ってみたい気もしますが、何となく中途半端な存在にもなりそうで、今後の発売へ向けての動向に注目したいという気がします。