アップル、iPhone用の独自SIMカードを開発か - カードの差し替え不要に

http://wirelesswire.jp/Watching_World/201010280941.html

このカードはiPhone本体のなかに埋め込まれる形で提供されるが、カード内には書き換え可能なフラッシュメモリーが内蔵され、ここに各通信キャリアのネットワークに対応するためのデータファイルが保存される。このデータファイルはパソコン経由もしくはApp Storeから直接ダウンロードして読み込むことが可能になるという。
欧州では国境を越えて移動する機会の多い携帯電話ユーザーが、場所によって複数の通信キャリアのネットワークを使い分ける例も少なくないが、このためには場所に応じてその都度SIMカードを差し替える必要がある。アップルが開発中とされる独自チップが仮に実装されることになれば、iPhoneユーザーはこの差し替えの煩わしさから解放されることになるという。
同時に、この独自SIMカードを使った仕組みが実現すると、通信キャリアによるアクティベーションの手続きが必要なくなることなどから、アップルと通信キャリアの力関係が大きく変化する可能性もあるとGigaOMは指摘している。

確かに、こういった仕組みになれば、いちいちsimカードを差し替える必要がなく、スマートに、その場所の電波につながることができ、便利でしょう。通信キャリアを、無線LAN感覚で使えるようになれば、利用者にとっての利便性は高まるはずです。国際ローミングで割高になる海外での利用も、こういった仕組みが実現することで、現地の短期利用パッケージのようなもの(1週間でお得な定額とか)を手軽に利用することができる、といったことにもなってくるでしょう。
iPhoneの今後について、注目すべき点が、また1つできてきつつあるなという印象を強く受けるものがあります。