日航再建 新政権全体のテーマに 国交相、リストラ案不満

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090925-00000000-maip-bus_all

日航は計画案について「不退転の決意」(西松社長)で実行すると強調するが、柱である路線整理や人員削減、年金減額などはいずれも強い反対が予想され、実現が容易でないのは事実だ。

日航は、債務返済やリストラ費用などで年内に約1500億円の資金調達が必要で、10年度以降も必要資金は巨額に上る。前原国交相も「資本は一番大きな問題」と認めている。しかし、リストラや資金調達手法をめぐる関係者間の認識には大きな開きがあり、鳩山政権は難しい決断を迫られそうだ。

関係者は、法的整理によることを、「倒産」というマイナスイメージで捉えそれだけは避けたいと考えているのではないかと思われますが、現状の日航は、既に十分な「倒産」状態で、自らの手で自らの身体を切り刻んでも再生するということができない以上、裁判所の強力な介入の下で再生させるしかないでしょう。
鳩山首相や前原大臣には、従来のしがらみにとらわれない、真の意味で国民の利益になり無用な負担を抱え込まず、日航を再生することもできる、重大な決断を望みたいと思います。
10月には、映画「沈まぬ太陽」が封切られるようですが、このままでは、日航へのレクイエムのようなものになってしまう可能性もありそうです。