天下り隠し 会社が給料穴埋め 元役員、異例人事認める

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090809-00000004-maip-soci

ある省庁の事務次官経験者は「同時期に入れ替わっているのは『バーター』と言われても仕方がない」と認める。背景に天下り批判や規制があるとしつつ「独法は元々国の仕事をしており、『官は悪』という発想の(天下り)規制はどうかと思う」と述べた。
現役の省庁幹部で人事を担当する官房長経験者は「私たちも天下りをしたくて役所に入ったわけではないが、現状では早期に退職するOBの再就職先を最低60歳まで、あるいは年金がもらえる65歳までは考えないといけない。今後はどのように役所で長く働くのかを考える必要がある」と話している。

おそらく苦し紛れとはいえ、再就職先確保のため、こういうことも考え出すんだなと感心しますが、「どのように役所で長く働くのか」というコメントが、民間では絶滅寸前の終身雇用の発想にとらわれていることを示していて、いかにも役人、という感じですね。
中堅クラスまでのキャリア公務員が中途退職する例が増えているようですが、どのように役所で長く働くのか、という発想しかできない官房長経験者がいるような組織では、やる気や能力がある人間であればあるほど、早めに見切りをつけ転身、ということになりかねず、残るのは、他人のやることなすことにつべこべ文句を言いながら威張って暮らしたいという、検察庁にもよくいるような無能者ばかりということになりかねないでしょう。
幹部公務員について、人事の流動性を高め、民間から公務員へ、公務員から民間へ、といった動きを飛躍的に高めるようにしないと、いつまでたっても、どのように役所で長く働くのか、という発想の人間が組織をむしばみ続け、上記の記事にあるような、なりふり構わず就職先探しに狂奔するといったことが続くでしょう。