飛行1時間に4万ドル超 F22、メンテに課題と米紙

http://sankei.jp.msn.com/world/america/090711/amr0907110131002-n1.htm

国防総省当局者は同紙に対し「(平均して)1・7時間飛行する度に重大な障害が生じる」と指摘。別の同省当局者は、冷戦時代の発想に基づいた同機は、テロリストとの戦いが中心となった現代では重要ではないと述べた。

「寒い国」であれば、兵器を選択する際、国民の意向には関係なく、兵器の性能や独裁者の好み等により決められるところですが、日本のような民主国家においては、納税者である国民の意向に反する兵器選択は許されないのではないかと思います。その意味で、F22は、非常に優れた戦闘機ではありますが、はたして、購入、運用につき国民の理解、納得が得られるかということになると、ここまでお金がかかってしまっては(1機当たりの価格も法外に高く)、かなり難しいと言わざるを得ないでしょう。
そもそも、日本の周辺諸国を見回しても、ここまでハイスペックな戦闘機を持たなければ対抗できない国、というものも見当たらず、強力すぎる航空兵力を持つのも、かえって他国への行き過ぎた脅威になりかねず、今後の戦闘機選択は、F22以外にも目を向けつつ、慎重に行われるべきではないかと思います。