マレーシア機、消息絶った後も4時間飛行と推測─米当局=報道

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140313-00000082-reut-eurp

定期メンテナンスと監視プログラムの一環として同機のエンジンから地上に自動で送られたデータによると、同機は合計5時間飛行していたと当局はみているもようだ。

思い出すのは、1983年に起きたサハリン沖の大韓航空機撃墜事件で、米軍や自衛隊のレーダー等による追跡結果を公表に際して使うかどうかが議論されたという話ですね。使えば、探知能力を広く知らしめることになり対立する国、勢力を利することになりかねませんから、なかなか悩ましいものがあるということが、当時、言われていたと思います。
この事故も、米軍などの、軍事衛星も駆使した高度な情報収集能力によれば、消息不明後の航跡や、不時着、墜落といった事態が生じていればその地点も、既に把握されているのではないかと推測されるものがあります。こうして徐々に小出しにせざるを得ないのかもしれませんが、多くの人が不安と焦燥の中にあることを思うと、もっと何とかならないのかと思わざるを得ません。
過去の航空機行方不明事故の中でも、ここまで消息がわからないのは希有な出来事で、非常に気になるところです。