裁判員制度:心のケアに配慮 カウンセリング実施 最高裁

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090711k0000m040064000c.html

最高裁は10日、殺人など重大事件を審理する裁判員の「心のケア」のため、臨床心理士らによる面接カウンセリングを5回まで無料で受けられる態勢を整えたと発表した。既に24時間対応の無料電話相談窓口の設置を決めており、そこで面接が必要とされたり希望した人は、全都道府県で受診できる。

面倒を見るのは5回までなのに、「態勢を整えた」と発表する面の皮の厚さが、いかにも裁判所らしいですね。
事実認定が難しい事件に関わった裁判員は、有罪という判断をした後も、あの時の判断は間違っていたのではないか、などと真面目な人ほどずっと引きずって苦しむ可能性が高いでしょう。5回までなら無料だよ、よかったね、態勢を整備したもんね、という裁判所の感覚が、いかに国民の感覚とずれているかということをしみじみと感じさせられます。