指導・警告、2カ月で175件=性犯罪「前兆」行為に−警察庁

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090616-00000136-jij-soci

子どもや女性への声掛けやつきまといなど、性犯罪の前兆となり得る事案の行為者を見つけ出すため、全国の警察が4月に新設した専従チーム「子ども女性安全対策班」が5月までの2カ月間に、168人に計175件の指導と警告を行っていたことが16日、警察庁のまとめで分かった。
埼玉県では、昨年夏ごろから下校中の女子児童が男から「かわいいね」などと声を掛けられる事案が12件発生。警戒中の専従班が4月下旬、47歳の男を発見し、「今後はしない」と誓約書を書かせるなどした。

この種の行為と性犯罪との間に、一定の相関関係があることは理解できますが、私自身、自宅周辺で子供を見かけると、違法、不当な目的ではなく気軽に声をかけることがあって、そういった行為であっても、「子ども女性安全対策班」の監視の網にかかれば、指導とか警告の対象になりそうで、せちがらい世の中になったものだという気がします。
安心、安全国家というものは、結局のところ、監視国家、警察国家になる宿命の下にあり、違法、不当行為も減るものの自由の範囲が狭まり、息をひそめて暮らす、そういう国家なのかもしれません。