香港のホテル隔離解除 280人、1週間ぶり外の空気

http://www.asahi.com/international/update/0509/TKY200905080389.html

香港は03年の新型肺炎SARS流行で300人の死者を出した苦い経験があり、今回は香港の中心部にあるホテルの全面封鎖という大がかりな封じ込め対策に打って出た。「過剰反応」を指摘する意見もあったが、香港政府は「SARSの時は1人から爆発的な感染が起きた。同じことを繰り返さないためだ」と社会に理解を求めた。

隔離された人々には、お疲れさまでしたと声を掛けてあげたい気がしますが、香港政府の思い切った措置については、よく思い切ったな、という印象を受けますね。果断な措置、特に、関係者に多大な負担をかけ反発も食うような措置は、なかなか思い切って講じることができないものです。しかし、素早く思い切らなければ、インフルエンザまん延といった事態については取り返しがつかない手遅れになってしまうかもしれず、それだけに、香港政府の措置は、今後の対策上、かなり参考になるでしょう。
今後、日本で流行の兆しが出た場合、どこまで思い切った措置が講じられるかということが、限られた時間の中で問われることになりますが、果たして、どこまで迅速、適切な対応がとれるでしょうか。