別れ話…交際中の男性を何度もはねる 風俗店従業員を略式起訴

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090508/trl0905081938003-n1.htm

傷害罪で略式起訴した理由について、仙台地検の東弘次席検事は「本人が『殺すつもりはなかった』と殺意を否認している上、犯行態様は軽くぶつけた程度だった。被害者のけがの程度も全治10日間と軽く、これらを総合判断した」としている。
起訴状などによると、女は先月17日午後10時半ごろ、多賀城市の路上で、交際していた男性(29)を道路脇の堀に突き落とし、はい上がってきた男性を車で数回はね、足などに全治10日のけがを負わせたとされる。

警察が殺人未遂で立件したものが、起訴時に傷害に落ちるということは珍しくありませんが、処分が略式で罰金にまで落ちるというのは珍しいですね。
車で「軽くぶつけた」というのが、どの程度であったかはよくわかりませんが、軽くと言っても、そこは車ですから、たまたま軽傷で済んだとしても、行為の危険性というものが、通常は重視され、このような態様の事件ではなかなか罰金にまでは落ちないのではないかと思います。
軽い処分で済むことは、それ自体として見ると悪いことではありませんが、この種のトラブルは後日まで尾を引くことがよくあり、これで再犯を防止するだけの効果があるのかが、やや気にはなります。