米国流の弁護技術を身につけよう 大阪弁護士会が研修

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090108-00000593-san-soci

この記事、ボ2ネタ経由で知りましたが、「米国流」でなくてはいけないんですかね?

「手はこのように。鉛筆やめがね、ノートを持っていては裁判員を説得できない」
米国人講師が肘を曲げて両手を胸の前で握りあわせると、立ち上がった受講者の日本の弁護士たちは一斉に同じ動作をした。講師はさらに「ここからジェスチャーを始める。声の抑揚や音量、沈黙も使って。最初は違和感があっても慣れれば大丈夫」と強調した。

実践演習では、大工の男が内縁関係の看護師を刺したとする殺人未遂事件をテーマに、受講者の弁護士らが被告への主尋問を実践。受講者は現場の見取り図やナイフなどを示しながら尋問を行ったが、講師からは「話が長い。もっと明瞭(めいりょう)に」「写真はすぐに裁判員に示して」と具体的な指示が飛んだ。

この研修を受けたわけではないので、軽々に評価はできかねますが、米国流のパフォーマンスをそのまま日本の法廷でやっても、日本人である裁判員に対しどこまで効果的かということは、よく考えてみる必要があるように思います。内容によっては失笑をかう、という可能性も念頭に置いたほうが良いでしょう。
裁判員に対してアピールしようとする場合、最も大切なのは「わかりやすさ」ということではないかと思います。いかにわかりやすく主張、立証するかということが、裁判員裁判になった場合には大きな課題になるでしょう。