トヨタ、1500億円の営業赤字に…09年3月期連結決算

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20081222-OYT1T00526.htm

トヨタは11月時点で業績予想を1兆円下方修正して6000億円の営業黒字になるとしていた。しかし、販売台数の大幅減が確実になり、前期に比べて販売減で1兆1800億円、円高の影響で8900億円分の利益が吹き飛んだ。経費や製造原価の引き下げによるコスト削減効果はわずかで赤字を穴埋めできなかった。トヨタは下期の円相場を1ドル=100円と想定していたが、現状は90円前後と想定を上回る水準で推移している。

不景気と円高が、トヨタほどのエクセレントカンパニーに対してすら深刻な打撃を与えているということで、エクセレントではないごく普通の会社、個人が苦しくなるの無理はない、という印象を改めて受けます。
レクサスに代表されるような、高性能ではあるが高価格の車は、なくても困らないので、当面、売れないでしょう。なくても困らないようなものは、車に限らずどんどん売れなくなり、そういった商品を取り扱う業界では、今後、ますます淘汰の嵐が吹き荒れることは確実です。弁護士業界でも、市場規模は頭打ちになり、状況によっては下降し、それに伴って弁護士に対する求人需要も激減して、特に新規登録弁護士、登録後、間がない弁護士の働き口というものがますますなくなって行くことも確実ではないかと思います。先の見えない冬の時代というものが、当面、続きそうです。