露鵬の弁護士「尿採取の手続きに問題」

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080907-OYT1T00440.htm?from=top

「(陽性反応が出た)尿検体は問題ある手続きで採取され、そもそも露鵬のものかもわからない」と述べ、検査機関が保管しているもう一つの尿検体による検査を認めない意向を表明した。

刑事の薬物事件の場合、採尿手続やその後の鑑定について、様々な争われ方をすることがあり、そこが問題となって無罪になる、ということも、多くはありませんが時々あります。それだけに、刑事事件では、採尿手続や鑑定について、慎重に行う手順が確立しています。
上記の力士の薬物問題で、どのような手続が踏まれたかはわかりませんが、争いたい人の争うポイントとしてはあり得るところでしょう。ただ、物事が物事だけに、慎重な手順は踏んでいるものと思われ、こういった争い方がどこまで通用するかはわかりませんし、失敗した場合、相撲協会内部で居場所がなくなってしまう(所属する部屋や親方も含め)という、危うい側面もある、ということは言えそうです。捨て身の戦法とも言えますが、自滅の可能性も十分ありそうで、今後の行方が注目されます。