不正合格 採用取り消し 大分県教委が方針

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008071602000287.html

06、07年で40人 県警調べ

校長や教頭への昇任人事についても、同様の不正があれば懲戒処分などを行う。

一方、不正行為で合格した人のしわ寄せで不合格となった受験者については、本人の希望があれば採用するとしている。

当然のことですが、40名もの人々が教壇から一斉に去る、ということになると、影響もかなり大きいでしょう。
子供にとって、教師というものが、絶対的な存在である場合が多く、自分を教え導いていた人が、実は薄汚い、金で教職を買った不正合格者であり、そのことが判明して教師の地位から放逐された、ということになると、生徒の心に拭いがたい傷となって残る可能性もあると思います。刑事責任は、刑務所へ行くなどして償うことができますが、人の心に拭いがたく残した傷というものは、償うことが困難であり、それだけに、この事件の深刻さ、責任ある者が犯した罪の重大さ、ということが感じられます。
大分の教育界がいかに再生を図って行くか、ということも、今後の大きな課題でしょう。