http://www.asahi.com/national/update/0410/TKY200804100036.html
人事院健康安全対策推進室は「行政への要求の高まりや厳しい経済情勢から、ストレスがたまりやすくなっているのではないか」とみている。
私も、「元国家公務員」ですから何となくわかりますが、最大の原因は、職場環境の悪さ(物理的なものよりも執務環境とか人間関係)ではないかと思いますね。厳しい経済情勢と言っても、所詮、「親方日の丸」ですから、それで病気になるほどのことは、通常はないでしょう。また、行政への要求の高まりと言っても、多少、外部から厳しい要求があった程度で病気までにはなかなかならないものです。権力的に仕事ができる公務員であれば、なおさらでしょう。
私自身、弁護士になってからも、もちろんストレスはありますが、検察庁にいた当時のストレスにくらべればかわいいもので、それだけでも、早めに辞めておいて良かった、と、時々、しみじみと思っています。
司法試験合格後、任官、任検し、検察庁や裁判所内部にいて、ストレスで辛い思いをしている人は、弁護士もやりがいがあり楽しくもある仕事ですから、無理してしがみつかず、転身も考えてみると良いと思います。