http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090328-00000127-san-soci
公開したのは27種類のモデル年収。年収の最高額は、行政職の部長級(55歳)の約1176万円。橋下知事が実施した人件費カットなどで減額されており、本来はさらに約126万円多い。時間外勤務手当などは含まれていない。
年収が高いのは、次いで行政職の次長級(55歳)約1106万円、警察官の警視(所属長級以上、58歳)約1017万円。
私が検察庁を辞めたのは、任官後、11年5か月が経過した時点でしたが、辞めた時点(2000年8月末)の年収が、上記の行政職部長級(55歳)と同程度であったと記憶しています。公務員としては恵まれた給与で、その後の苦難の道(?)を思うと、あのまま、おとなしく、異心を起こすことなく勤めあげていれば良かったのかもしれません。
それはともかく、税金から給与が支払われている公務員が、どういった給与を支給されているかを国民が知ることは、意味があることであり、また必要でもあるということは言えるでしょう。
ただ、個人が特定されてしまうような形での公表は、公務員といっても個々人のプライバシーを侵害する恐れがあり、大阪府のようなモデル年収公表という方法は、その意味で妥当なものではないかという印象を受けます。